仏教の開祖。
「仏陀 (ブッダ) 」とは「目覚めた者」「真理を悟った者」の意味で、本名はガウタマ [ゴータマ] ・シッダールタ (「ガウタマ」は姓、「シッダールタ」が名)という。
ヒマラヤのふもと、現ネパールのシャカ (正しくはサンスクリット語でシャーキャ Sakya) 族の王子出身で、シャカ族の覚者の意味で「シャカ・ムニ (釈迦牟尼) 」「釈尊 (しゃくそん) 」と呼ばれ、略して単に「釈迦 (しゃか) 」とも呼ばれるが、宗教家としての名称は「ブッダ (仏陀) 」である。
生没年には諸説あるが、
などが有力。
- c.563 BC ?
- ネパール南部ターライ盆地にあったシャカ族の小国カピラ王国の首都カピラヴァストゥ城で、シュッドーダナ王 (浄飯 (じょうぼん) 王) の王子として生まれる。
- c.547 BC ?
- 16歳で結婚、1子をもうける。
- c.534〜c.528 BC ?
- 人生の無常を感じ、29歳で出家、6年間に渡り、主にマガダ地方で当時の新しい宗教者と共に苦行と思索・瞑想にふける。
- c.528 BC ? 成道 (じょうどう)
- 35歳の時、現ビハール州中部、ガンジス川の支流ナイランジャナー (尼蓮禅河 (にれんぜんが) ) 川 (現リラージャーン川) 畔にあるブッダガヤー (仏陀伽耶) (現ボードガヤー) の菩提樹の下で悟りを開き、「ブッダ」となった。
ボードガヤーは現在仏教最大の巡礼地となっている。
- サールナート (鹿野苑 (ろくやおん) ) で説法を開始。最初の説教ですでに煩悩発生のメカニズムを説く「四諦 (したい) 」と、煩悩克服の実践法「八正道 (はっしょうどう) 」が示されたと伝えられる。この二つは仏教の教えの中核となる。
その後、主としてガンジス川中流域で多くの階層の人びとに教えを説く。
その教えの中心は……人生の苦悩から逃れるための方法を説いたもの。因果の理法を理解し、物質や自我への執着が生む苦悩から解脱せよ!
その実践の方法は……極端な苦行などを避け、倫理を強調。
→ 当時の支配階級 (クシャトリヤ) や商人階級に受け入れられた。
- c.483 BC ? 入滅
- 80歳で故郷に戻る途中、クシナガラの沙羅の木の下で没す。
- 仏陀の死後、その言行は理想化され、神秘化され、初期仏教経典に伝えられる。
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