「複合唱 (コーリ・スペッツァーティ) 」とは、合唱団を左右二群に分けて聖堂内に配置し、ステレオ効果を狙う手法。
これはヴェネツィアのサン・マルコ大聖堂の独特の構造から着想されたもので、16世紀半ばにヴェネツィア音楽発展の基礎を築いたフランドル出身のアドリアン・ヴィラールト (c.1490〜1562) が編み出し、その後の「ヴェネツィア楽派」の伝統となる。