| ポリフォニー |
| Polyphonie [独] / polifonia [伊]/ polyphonie [仏]/ polyphony [英] |
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「多声音楽」。複数の声部が異なる動きをしながら協和しあって進行していく音楽。 「ポリフォニー」という言葉には2つの意味がある。
ホモフォニーは、現在我々が接している大部分の音楽が則っている様式で、一つのメロディーに対し、和声的伴奏が付く形のものである。当然音楽の重心はメロディー部(普通は最高声部)にある。 これに対し、ポリフォニーでは全ての声部が独立し、それぞれが同程度の比重で絡み合う。どこが主旋律でどこが伴奏か、という区別はない。
ポリフォニーの方が作曲技法としては複雑なので、モノフォニー(単旋律音楽)の発展の末に生まれた高度な技法と考えがちだが、実際にはいつでもどこでも自然発生的に成立し得る。むしろ、ホモフォニーの方が、複雑になりすぎたポリフォニーへのアンチテーゼとして生まれたのである。
近世以降のヨーロッパ音楽の最大の特徴は、@調性と、Aポリフォニー(多声体)の二点である。中でもポリフォニーは、調性の成立の基盤ともなるので、ヨーロッパ音楽の基本的性格と言ってよいだろう。 |