[クロンチョン歌手]
1970年代から活躍するジャワ・クロンチョンのベテラン歌手。
「ジャワ・クロンチョンの女王」とも称され、自らオルケス・クロンチョン (クロンチョン楽団) 「ビンタン・スラカルタ (スラカルタの星) 」を結成し、クロンチョンの普及と刷新に尽力している。
しかし、クロンチョンに限定せず、ジャワ・ガムランなどの伝統的な古典音楽も歌うし、ポップスも手掛け、クリシュとも協演するなど、幅広い活動を展開している。
- Keroncong Abadi (世紀のクロンチョン)……1970年代録音と思われる編集盤。彼女の楽団「ビンタン・スラカルタ」をバックに、クロンチョンの名曲を歌う。「ブンガワン・ソロ」「クロンチョン・モリツコ」など、大スタンダードを中心に収録。
- Langgam Jawa……70年代録音と思われる音源のCD化。伴奏はビンタン・スラカルタながら、内容はジャワ歌謡。大ヒット曲「ワラン・ケケック」をはじめ、すべてジャワを代表するレパートリー。当時の録音があまりCD化されていないのでマニアにも貴重。
- Walang Kekek (1980年代)……ワルジナー最大のヒット曲「ワラン・ケケック」を含むアルバム。伴奏は伝統的なクロンチョン・スタイル。
- アルバム・エマス・クロンチョン……1980年代後半の録音中心の編集盤。
- ラトゥ・ジャワ (ジャワの女王)
- リンドゥー・マラム (夜の恋い焦がれ)
- Anoman Obong……自身の楽団「ビンタン・スラカルタ」をバックに歌ったランガム・ジャワ集。ライスから発売の優れたクロンチョン集「リンドゥー・マラム」と同時期の録音で、ワルジナーの歌声も絶好調。
- Lorobronto……グマ・ナダ・プルティウィ移籍以前の80年代録音を集めたアルバム。ポップではなく正統派クロンチョン編成の伴奏に乗って古い時代のヒット曲を再演。タイトル曲は最初のランガム・ジャワと言われる伝説の名曲。
- Jaipongan Jawa (ジャワのジャイポンガン)……伝統的なジャワ・スタイルの曲に、スンダ地方のジャイポンガン風の伴奏が入ると言う意欲作。いかにもインドネシアらしいごちゃまぜスタイル。クレジットからすると、プロデュースは、久保田真琴プロジェクトに参加していたあのアリボウォのようだ。
- Lenggang Kandkung (1995)……グマ・ナダ・プルティウィ移籍第1弾。ポップ・ジャワ・スタイルでダンドゥットのヒット曲などを歌う。グサンなどの名曲も新しいアレンジで。
- Jambe Suro (1995)……ポップ・ジャワ集。メインはジャワ・クロンチョンの名曲で、グサンやアンジャル・アニ作曲のヒット曲が新しいアレンジで聴ける。インドネシアの地方ポップらしい素朴な打ち込み伴奏。
- Return Of Condor Heroes (1995)……1995年発表の第3弾。やはり素朴な打ち込み伴奏で歌われるポップ・ジャワ・スタイル。レパートリーの半分が外国曲のジャワ語ヴァージョンと言うのがミソ。
- Kasmaran……1995年と96年録音のアルバムから、ポップ・ジャワの名曲を集めた編集盤の第1集。
- Yen Ing Tawang Ana Lintang……1995年と96年の録音を中心に集めた編集盤の第2弾。ワルジナー最初のヒット曲であるタイトル曲など、名曲が詰まった入門編に相応しい内容。
- Pangkur Palaran (1996)……ジャワの古典音楽に取り組んだ意欲作。曲目の大部分はポピュラー音楽ではなく古典曲で、伴奏ももちろんガムラン中心の演奏。
- Lesung Jemengglung (1996)…… クロンチョンにガムランの楽器を導入したチャンプル・サリと言うスタイルで歌われる。ガムランが入るせいか、ワルジナーの声も古典音楽風。
- Ayam Kampung (田舎鶏) (1996)……ポップ・ジャワ集。多くはグサンなど往年のクロンチョン作曲家によるスタンダード・ナンバーだが、冒頭では若い作曲家による新しい感覚の作品も収録。
- Pepiling……自分の楽団「ビンタン・スラカルタ」を中心にガムランの楽器などを加えたチャンプル・サリ編成によるジャワ・クロンチョン。
- ブンガワン・ソロ〜グサンを歌う……「ブンガワン・ソロ」の作者グサンの作品集。伴奏にはインドネシア最高のクロンチョン音楽家たちに加えて、ハワイ音楽の山内雄喜、ブラジルのエンリッキ・カゼス、マレイシア最高のアコーディオン奏者、S.アタンらが参加。ふくよかなクロンチョン・サウンドがブラジルやハワイのアコースティック楽器と混じりあい、これまでにない仕上がり。
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